2022.09.14ウソだらけの健康常識 不良長寿のすすめ 

ウソだらけの健康常識 いったい何が本当やねん!

こんにちは。

 

今日は、カムナ通信vol.39の“今月の一冊”で紹介した本の話題です。

 
 
 
その本のカバーがこちら。

 

 

ウソだらけの健康常識#

ウソだらけの健康常識 「不良」長寿のすすめ

奥村康 著  WAC刊

 

 

 

帯には・・・

 

医者だから言える、薬も医者もいらなくなる本!

 

●血圧もコレステロールも高くて大丈夫!

●ダイエットも粗食も体に悪い!

●薬を飲むほど病気が治りにくい!

●タバコと肺がんには因果関係はない!

●ちょい太めの人の方が長生きする!

 

 

 

びっくりするほどドストレートなタイトルですが、中身はさらに驚きの連続です。

 

 

その中身は“今月の一冊”のコーナーでも紹介しましたが・・・ 

 

 

「血圧もコレステロールも高くて大丈夫」

「コレステロールが低いとがんになるリスクが高まり死亡率も上がる」

「タバコと肺がんには因果関係はない」

「降圧剤を慢性的に飲んで血圧を下げると血流障害に」

「薬を飲むほど病気が治りにくい」

「薬をあまり服用しない長野県が一番の長寿県」

「いい人をやめれば病気にならない」

「自殺者を対象とした調査で喫煙者はいないことが明らかに」 etc

 

 

 

私は健康情報の類には敏感であれこれ目を通しますが、専門家が発信している内容を知れば知るほど、同じ専門家でありながら見解の違いに驚かされます。

 

どうやら大人の事情でウソを言っている専門家が多いご様子…。

そんな現実に対して物申したのがこの本という訳です。

 

ちなみに著者は、順天堂大学医学部名誉教授でNK細胞の名付け親という重鎮。

 

さぞかし難しい内容と思いきや、誰でも理解できる分かりやすさに驚きました。

 

 

巷にあふれる健康常識にあまりにも?なものが多いので、それらの情報とバランスを取る意味でも、一部を抜粋しながら紹介したいと思います。 

 

 

まずは・・・

 

 

「コレステロールを悪者にした不可思議な実験」

 

どうやらこの実験、1913年にロシアの病理学者が行ったらしく、ウサギに大量のコレステロールを投与して、コレステロールが沈着して動脈硬化が起こったことから「コレステロールが動脈硬化の原因」となったらしい。

草食動物のウサギはもともとコレステロールを多く含む肉類や魚類は食べないのに、無理に、しかも腐って酸化したコレステロールを大量に投与したとか…。

 

なんで?って思いますよね。

 

他にも「ヘグステッドの式」と呼ばれる、食事中のコレステロール量による血中のコレステロール量の変化を求めた調査結果が採用されたそうですが、これは個人差が大きくこの式が成り立たないことが明らかになったとか…。

 

著者によると、「コレステロールが低いとがんになるリスクが高まり、死亡率も上がる」と。

 

駅から飛び降り自殺をする人についての調査報告(55~60歳の男性)では、ほぼ全員がコレステロールを下げる薬を飲んでいたそうです。

コレステロールを下げる薬を飲むと気力が低下してこのようなことに至るリスクもあるようですから要注意ですね。

 

 

著者曰く、「心臓さえ悪くなければ総コレステロール値は300mg/㎗までは心配ない」そうです。

 

 

そういえば6年ほど前にこんな記事もアップしていました…。参考までにどうぞ。

 

【BLOG】コレステロールは高いほうが病気にならない!?
http://kamuna-p.jp/blog/2016070100/1.shtml

 

 

 

 

また喫煙については・・・

 

「喫煙率は下がっても肺がん死亡者は増えている(排気ガスの方が影響が大きい説あり)」との見解を示しつつ、「タバコを吸うと一次的に生じる軽い炎症が、適度な刺激となって免疫力を上げている」とも。

これホルミシス効果ですね。

 

さらに・・・

 

自殺者を対象とした調査ではタバコを吸っている人は一人もいなかった。(2000人を対象にした調査)

金メダリストも過度なストレスへの対処にタバコを活用。

線香の煙で蚊は死ぬが、タバコの煙では死なない。

50歳前後までタバコを吸い続けて来た人は吸い続けてよい。   etc

 

 

世間でタバコは諸悪の根源のように扱われていますが、タバコにはタバコならではの効用があり、必要な人は適度にお付き合いをすればプラスに作用することが分かります。

 

 

 

 

そして血圧については・・・

  

血圧は180以下なら気にする必要はない

下が100~110以上ある場合は気をつけた方が良い

 

 

そういえばひと昔前は「上の値は年齢+90が目安」って言われていましたもんね。

 

さらに・・・ 

  

降圧剤を慢性的に飲んで血圧を下げると血流障害を起こす。

活力がなくなりふらつき低体温に。

血流障害によって認知症になるリスクも。

 

 

高血圧の基準値は、1978年に160mmHgでしたが、2009年には65歳以上は140/90mmHg未満、65歳未満は130/85mmHg未満に引き下げられました。

その結果、潜在的な高血圧患者を含めると、3000万人以上になるそうです。

 

この基準値を下げたのは、脳血管系の病気をなくそうということからですが、降圧剤の使用によって、かえって脳梗塞やがんの危険性が高くなるとか。

 

ちなみに脳疾患は、脳血管が破れる「出血性」と、脳内の血管が詰まる「虚血性」とがあり、高血圧によって引き起こされるのは「出血性」で、血圧を下げることで血流障害が起きて脳梗塞や一過性脳虚血発作といった「虚血性」が起きるそうです。

 

「出血性」の脳疾患は、食生活の変化などもあって時代と共に減ってきている反面、「虚血性」の脳梗塞が増えていることからもその対策を再検討する時期なのでしょう。

 

とは言え、人それぞれ体質がありますからご自分で勉強して判断していただければと思います。 

 

 

 

 

また、「ドクターズルール425 医師の心得集」についても紹介されていました。

 

これは、アメリカの大学で医学部長をされていた編著者クリフトン・K・ミーダーが、医師のための心得として教育や診療の場で試し、実際に臨床上役立つものを425のルールとしてまとめたもの。

 

 

 

「ドクターズルール425 医師の心得集」

(クリフトン・K・ミーダー編、福井次矢訳、南江堂)より

 

 

・可能ならすべての薬を中止せよ。それが不可能ならば、できるだけ多くの薬を中止せよ。

・投与する薬の数は最小限にせよ。

・効果のない薬は中止せよ。

・特定の臓器に特異性のある薬は存在しない。すべての薬の効力は全身に及ぶ。

・老人のほとんどは、服用している薬を中止すると体調がよくなる。

 

さらに・・・
 

・病院は危険な場所である。賢明な方法で、しかもできるだけ短期間利用しなさい。

・あなたが診ようが診まいが、ほとんどの外来患者の病気は治るものである。

 

 

う~ん・・・。

考えさせられますね…。

 

昨今指摘されているのが医師の処方する薬の多さ。

何種類も処方され、特に高齢者は言われるままに服用して体調を悪化させるケースが増えているようです。

 

薬に疑問を持って医師に相談すると「飲まないと死にますよ…」と脅されるケースもあると聞きますから驚きです。

 

〝医は仁術〟という言葉は既に死語になってしまったのかも知れません…。

 

 

 

 

最後は著者がご専門の免疫細胞でお馴染み“NK細胞”を活性化させる習慣について。

 

 

NK細胞を活性化させる習慣

 

1、食事は何でもほどよく食べる

2、運動はちんたらやる

3、いつも能天気に構える

4、一日一回「わはは」と大笑いするように心がける

5、仲間を大事にする

6、異性に心ときめく

7、夜遊びはしない

 

 

さすが重鎮、話がシンプルで分かりやすい!

 

他にも素晴らしい情報が満載の超おすすめ本です。

 

 

ぜひこの本を読んでNK細胞を活性化させ、元気でいきいきと毎日を楽しんでいただければと思います。

 

 

 

ウソだらけの健康常識#

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いつもありがとうございます。

 

 

 

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青木敬司
青木 敬司 (あおき けいじ)

カムナ・プランニング 代表
コンサルティング(スムージング経営)
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