こんにちは。

今週末は参議院議員選挙の投票日ですね。

今回は、日本の未来や国民の生活に大きな影響を与える選挙になりそうです。

投票日が三連休の中日ということもあって投票率が気になるところですが、期日前投票が伸びていることから関心を持っている人の多さが伺えます。

今朝届いた、武田邦彦先生のメールマガジン『テレビが伝えない真実』に、選挙にまつわる大切なメッセージが書かれていましたので、抜粋にて紹介したいと思います。

選挙の投票日が迫っていますので、改めて選挙の大切さを認識してから投票会場に足を運んでいただければと思います。

ではどうぞ！

（前略）

　有権者は、選挙演説をじっくりと聞いて、演説する人柄なども観察して投票する人を決めたりする。

　それが現在の日本の選挙の標準的な形であるが、もう一つは組織票というものがある。これはよくよく考えると憲法違反の選挙方法でもある。つまり、例えば国政選挙というものは、日本の国全体のことを考えて、基本的な政策をどうするのか、外交はどのように考えるのか、また国民から集めた税金をどのように使うのかということを決めるための国会議員を選択する。だから日本国全体のことを考えなければいけないわけで、特定の利益団体とか、労働組合を優遇してはいけないのである。それはあからさまに法律違反にはならないけれども、少なくとも日本国憲法が規定する国政選挙には不適切な方法である。

　しかし、従来からメディアを中心として投票される票の分類としては、いわゆる組織票というのがまともな票であり、その他は浮動票という名前で、むしろ何の根拠もなく、投票されるような印象を与える用語を使用している。

　しかし、このメディアの報道の仕方は実に奇妙であって、一人ひとりの国民が選挙演説をよく聞き、どの人が最も日本国にとって適切あるかという基準で投票するものを浮動票と言い、日本全体の税金などを決めていくのにかかわらず、特定の組織や団体に有利なように働く国会議員に投票する票を組織票と言って、いかにもそちらの方がまともなように表現するのが変な具合である。

　このような表現をメディアが長年使うことによって、日本の政治は結果として大きく崩れてしまった。つまり、特定の団体や組織に有利なように働く組織票のことが重要視され、あの候補は浮動票狙いだからなどと言って、あたかも、レベルの低い選挙のように言われることがある。これが、日本の国会をダメにした一つの大きな理由であった。

続いてのくだり・・・

（前略）

　政治家という職業は、口だけで言えばそれが本当になるという珍しい職業である。社会には、製造工場やビジネスをするお店などがあるが、自分の工場はものすごく良い品質のものを安く作りますといくら言っても、実際にはそこの工場から出てくる製品が、国際的には性能も悪く、値段も高ければ誰も見向きはしない。つまり製造する仕事は口で言ってもダメで、社会に提供する製品の良さで決まるものである。

　これは、食料品や衣料品などを提供するようなスーパーなどでもそうであり、いくら口で素晴らしいものを提供すると言っても、実際にお店で提供されるものはレベルが低ければ売れないのである。

　ビジネスもそうで、ある不動産屋が良い土地を提供すると言っても実際にその土地に行ってみたらひどかったり、欠陥だらけの家が建つようであれば、誰も相手にしない。貿易にしても仲買にしても、斡旋にしてもすべてのビジネスは、どう言うかが問題ではなく、結果としてどうなるかが問題である。だからその人が言うことはあまり信用されず、その人がやっていることを信用すれば良い。

　ところが、政治だけは違う。

　政治は、候補者が立候補の時に言ったことは、その人が当選して、国会や県議会に出て、実際に努力をしてそれを現実なものにしなければ意味がない。

　ところが現在の日本の政治の混乱は選挙の時は「努力をして日本を良くしたい」と言っている。けれども、現実に議員になるとお金ばかり欲しがって、お金が手に入る仕事をするというのが現実である。

　例えば二世、三世と言われるように父親が議員だから息子が議員になるというような場合が日本には多いけれども、世襲議員の多くの息子はあまり学校時代に真面目に勉強もしないし、苦労もしていない。そして平均的にはやや金持ちであり、人生の苦労もしていない。しかし、親父を見ていて、このように嘘を言えば、それは適当にみんなが信用して自分に票を入れてくれることを知っている。これも日本の現在の政治が悪くなった一つの理由である。

　だから、最近二世議員三世議員というのは評判が悪い。しかし私が見るところ、二世議員や三世議員などのいわゆる世襲議員よりも、新しい議員の方が余計にたちが悪いことが多い。つまり、まだ政治の経験もないし、ただ口が上手くて若くて勢いがあるとか、最近は少し目立つけれども、女性の場合で容姿が端麗であるということが認められて当選することもある。

　これを今回の選挙でも絶対に見分けなければいけない。ところが、難しいのは演説がうまいとか、演説が非常に感激的であるとか、そういう候補者に限って嘘つきが多い。

　だからこの見分けはものすごく難しいと言って良い。今回の選挙は日本の国民が、このような選挙に共通する問題点を、どのように克服するかということを見るのには最も望ましい選挙である。さて結果はどうなるであろうか。

武田邦彦先生のメールマガジンについては、↓こちらをご参照ください。

武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
https://www.mag2.com/m/0001571196

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武田邦彦先生が発信する情報は大切なことばかりなので、できるだけチェックするようにしています。

それに対して巷にあふれる情報にはウソの多いこと…

AIが発達してもっともらしく提示される情報によってコモンセンスがつくられたら、世の中は大変なことになってしまうでしょう。

ノイズのような情報はほどほどにして、本質を見抜ける感性を養い、心ゆたかに人生を送りたいものです。

さて週末の参議院選挙はどんな結果になることやら。

今から楽しみです♪

日曜日はぜひ投票会場に行きましょう♡

いつもありがとうございます。

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