2016.05.06未来からの警告
こんにちは。
今日は最近読んだ本をご紹介します。
上の画像は本のカバーです。
未来からの警告!
2017年超恐慌時代の幕が開く
塚澤健二著 集英社
ある会合で著者とご縁をいただき、新著のご案内をいただいたのがきっかけで読ませていただきました。
この本は、Amazonのカテゴリー別でベストセラー1位を獲得されたとか。
塚澤さんとお話ししていて感じたのは、世界経済を冷静に分析される姿勢と、独自の感性で直感的に得る答えを上手に融合されていて、そのどちらにも偏ることなく情勢判断されるアナリストだということ。そんなお人柄が本に現れていると読んでいて感じました。とても分かりやすい良い本だと思います。
詳しくは著書を読んでいただきたいのですが、どうやら2017年~2018年にかけて第二のリーマンショックが待ち構えているようです。特に2016年9月以降は要注意とのこと。今度こそ預貯金が紙くずになる可能性が高いと様々な観点から予測されています。
今年の夏は一時的にバブルのような動きをみせるらしいのですが、ひょっとしたらこれが最後の引き金となるかもしれません。今は国内の株式の7割は海外投資家の売買によって決まっている状況ですから経済の実態なんてほとんどの人には見えません。金融工学によって生まれたデリバティブ(金融派生商品)で7京円(70000兆円)ものお金が動いていて、金融経済が実体経済を動かしている世の中ですから。
あのサブプライムローン破たん時は、デリバティブ取引のうちのわずか3%程度とか。それでもそれが引き金となってリーマンショクへとつながる世界経済の恐ろしさ。どうやら経済原理だけでない、誰かの意図によって世界の経済がコントロールされているような気がしてなりません。
また、オリンピック開催国が開催前後に政治的経済的に悲惨な目に合っているという分析も興味深いです。今年のブラジル・リオデジャネイロ五輪、2020年の日本・東京五輪、何の因果でしょうか…。2025年問題も囁かれている昨今ですから、様々な点に置いて経済最優先の社会は大きな価値観の転換を余儀なくされそうです。
この様な大激変を経て、人々の価値観が変わり、生き方が変わりはじめることでしょう。世の中が大きく変わる時はハラハラドキドキするかも知れませんが、ある意味まっとうな世界に戻るための生みの苦しみなんだと思います。
一人ひとりが何を感じ、いかに行動していくかがより一層問われる時代を迎えることと思います。
そんな時代だからこそ常に変わらない原理原則を大切にしつつ、これまでの固定観念にしばられることなく、自己の責任において自由にいきいきと生きる道を歩みたいですね。
この本は会社経営をしている方や世界の動きに興味のある方には特にオススメです。
早めに読んでおいたほうが良いかも…。ぜひご参考になさってください。
いつもありがとうございます。
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- 青木 敬司 (あおき けいじ)
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