2020.09.25レジ袋追放運動はトリック? の気になるおはなし

レジ袋追放運動はトリック? の気になるおはなし

こんにちは。

今年の7月からレジ袋が有料化されましたね。

施行してから3か月ほど過ぎましたが一向に慣れません。

2次3次利用できる便利な袋だったのに…とブツブツ文句を言いながらエコバッグを見に行ったこともありますが、総合的に見るとレジでもらうポリ袋に勝るものが無いので結局買わずじまい。

 

お金を払って買えばいいか…と思ってレジに並ぶと、ポリ袋を商品として位置づけているので、大きさを広げてみることはご法度。どのサイズがちょうど良いかと聞くと、ベテランさんはアドバイスをくれますが、不慣れな人には迷惑がられる始末。まるでレジ袋を買う人を蔑むような微妙な空気を感じることもあります。

 

とある量販店でたくさん買い物をした時なんかは、ポリ袋では入りきらないのでお店側で用意した大きな紙袋に入れてもらったのですが、驚くほどの金額を請求されました。有料化の対象はプラスチック製の袋なのに、紙袋まで便乗有料化するとは…。

新制度によって残念なことが増えていく社会の未来ってどうなるんでしょうかね。決して明るくないような気がする今日この頃です。

 

 

そんなことを考えていたら、この問題に関するメルマガが届いていたことを思い出しました。

 

 

武田邦彦さんのメールマガジン『テレビが伝えない真実』です。
https://www.mag2.com/p/news/mag_author/0001571196

 

 

ずいぶん前に届いて取っておいたものですが、とても考えさせられる内容ですので、備忘録がてらにその一部を紹介したいと思います。

  

 

どうぞ。

 

 

 

まずは武田邦彦さんのプロフィールから。

 

武田邦彦さん

昭和18年(1943)6月3日、東京都生まれ。昭和37年(1962)都立西高等学校卒業・昭和41年(1966)東京大学教養学部基礎科学科卒業。同年(1966)旭化成工業(株)に入社、(1986)同社ウラン濃縮研究所長、平成5年(1993)より芝浦工業大学工学部教授を経て、平成14年(2002)より名古屋大学大学院教授,平成19年より中部大学教授. 平成27年より同じく中部大学教授(特任教授)に就任(辞令は「中部大学教授を命ずる。特任教授を委嘱する」となっている。
工学博士、専攻は資源材料工学。

 

 

 

続いて本文です。

まずはレジ袋が誕生する経緯について。

 

 

 

今では考えられませんが、スーパーが誕生するまで、買い物はすべて対面販売でした。八百屋さんに行けば「これとこれ」と指をさして、その野菜を新聞紙に巻いてくれ、肉屋でも同じでした。だから、買い物袋は必要でも、個別の商品を包むものは新聞紙でした。

ところがスーパーができると、買い物袋に直接、棚にある商品を入れるわけにはいきません。買い物袋は布でできていて不透明です。そのスーパーに来る前に他の店で買った自分のものも入っていることもあります。また、不透明な袋だと万引きが絶えず、その損害はとても大きなものでした。

ちょうどその頃、工業分野で問題が1つありました。それは「石油製品の一部が余る」ということでした。石油は大昔の生物の死骸からできたものなので、生物の体のいろいろな成分によってできています。一方、石油から作る製品はガソリンや灯油、プラスチックや合成繊維など多種類で、人間の生活に必要なだけ使います。

しかし、もともと「生物の体が腐敗したもの」である石油と、「人間が必要とする製品」の割合が一致することはありません。自動車が増えればガソリンが多く必要になりますが、だからといって同時に合成繊維で作る衣服が増えるとは限りません。

1匹の牛を処理して牛肉を生産しても、ロースや細切れなどがうまく取れるわけでもないのと同じです。このように生物や死骸から取れるものは、時々、大量に余ってしまうことがあります。ちょうど、スーパーの袋で困っていたところに、石油製品では「袋にできるフィルム」が余っていて、仕方なく石油コンビナートで余った分を燃やしていました。

そこで、透明でタダ同然でスーパーに渡せる石油のフィルムをレジ袋として安値で出すことになり、スーパーは万引きは減るし、レジ袋は安いということで飛びついたのです。

その後、社会にはレジ袋が定着しました。もちろん、スーパーで買い物をした時には、買いに来た方も袋を持参しなくて済むので便利ですし、スーパー側も万引きが減って大助かりでした。なにしろ万引きというのはかなり多いので、その損害を考えればレジ袋をタダで客に渡してもお釣りが来たのです。

一方、スーパーから買ってきたものを袋に入れて運んできた主婦は、レジ袋に汚いものを詰めたり、子供にちょっとしたものを持たせたりするのに便利ですし、そして最後はゴミ復路としても使えるので、3回(1回目はスーパーで買ったもの、2回目はちょっとした袋、最後はゴミ袋)も使える超便利なものでした。

 

 

 

レジ袋は余った資源を有効活用するために開発されたことが分かります。

当時の技術者によって多くの人が恩恵を受けたわけですね。

 

 

続いては、昨今の「レジ袋追放運動」について。

「善意の衣」…、気になるワードです。

 

 

 

ところが、2000年ぐらいに「環境が破壊されている」という奇妙なことを言う人が出てきました。実は環境が汚れたのは1970年から1990年で、2000年ごろには環境問題というのはほぼなくなっていたのですが、人の心にはかつて空気が汚れ、水道の水が臭かった記憶が残っていたのです。

それに便乗して儲けようという人たちが現れたのです。その1つが「レジ袋追放の運動」でした。本当は社会の中に問題がなくても、自分が儲けるためにトリックをかけて商売をする人はいつも現れます。その人たちは「善意の衣」を着ていますから、なかなかそのトリックには気が付きません。

レジ袋の場合は、最初は「石油がなくなる」という恐怖を宣伝し(1970年から1980年)、それがウソであることがバレると、次には「ゴミが一杯になるから」と言い出しました(1990年から2000年)。実際にはゴミがあふれるのは150年ほど後ということがわかり、最近では「プラスチックごみが海洋を汚す」という架空のことを言い出しました。

確かに日本の海岸は、中国が大量のプラスチックごみをそのまま捨てるので、それが海流に乗って日本の海岸に多く漂着します。もちろん、どんなゴミでもゴミ箱に捨てずに野山や海に捨てれば汚染されます。「ゴミが環境を汚す」というのではなく、「ゴミを野山に捨てれば環境を汚す」という簡単なことなのです。

でも、テレビや新聞は視聴率が上がればよいので、本当のことは伝えずにプラスチックで汚れた海岸を映し出し、「レジ袋を追放しよう」と放送したのです。

でも、冷静に考えれば、プラスチック全体のうちレジ袋の量はとても少なく、3回も使える便利なものでしたが、市町村はレジ袋をゴミ袋に使うことを禁じ、スーパーはレジ袋を3円とか5円で売って儲けるようになったのです。

つまり「レジ袋の追放」という運動は、環境問題ではなく、環境問題を装って新しい儲け口を探そうとした人たちの陰謀であり、それに真面目で節約家だけれど、計算などはあまりしない人たちが支持したという社会現象に過ぎないのです。

 

 

 

次は、マイクロプラスチック汚染のことについて。

これも一時期大騒ぎしていたテーマですね。

 

 

 

この問題はすでに1980年代に一度、大きな関心を呼び、自然環境の中で分解しやすいプラスチックの研究が盛んに行われた。当然のことながら並行して「プラスチックの分解」の研究も始まり、プラスチックがほとんど容易に自然の中で分解して無くなることがわかり、研究は1990年頃に自然消滅した。

本当は大規模な研究をするまでもなく、プラスチックが自然の中で残るはずはない。自然というのは常に「炭素不足」だ。なぜなら、ほぼ炭素だけが生物の「ご飯」であり、生物はいつも「お腹を減らしている」からである。食べ物がそこにあって見過ごす生物(微生物も含まれる)はいない。

プラスチックはもともと生物の死骸であり、死骸がそのまま自然に残っているなどということがないのと同じだ。ただ、その日のうちに食べられてしまうものと、成分や場所によっては1か月ぐらいは残るものも少ないけれど存在する。だから、地球上をくまなく探せば、生き物の胃に残っていたり、皮膚にくっついているものもある。

さらに奇妙なことは「プラスチックが小さくなると分解しにくくなる」という話だ。もしそんなことがあったらそれこそノーベル賞ものだが、物質が消化されたり分解したりするときには、体積に対する表面積の比で決まる。日常的にもお母さんが「よく噛みなさい!」と子供を叱っていることがあるが、細かくかみ砕くとよく消化できることは誰もが知っている。

それを知っていて「マイクロプラスチックは環境に残る」と言っているのは、いわゆる御用学者で、彼らは地位やお金のためには何でも言う。学問などまったく興味がないのだ。

でも、日常生活でいつも自分が言っていることと違っていても気が付かない国民の方も問題だ。そこで「コスタリカのカメを救うためにレジ袋を有料化しよう」などという訳の分からないことを言い出す人が出てくる。その人もひそかに儲けようとか、次の職を得ようなどの思惑があるのだ。

 

 

 

最後はプラスチック汚染にまつわるものではありませんが、環境問題を利用した御用学者のおはなし。深く考えさせられますので、残しておこうと思います。

 

 

 

「武田先生、そんなに頑張って分別に反対しなくても良いんですよ。どうせ、女性と老人は暇なんだから」とある東大教授が国の委員会で私にそっと耳打ちしたことを思い出します。

それはもっともな話で、すでにテレビや新聞が「資源がなくなる、廃棄物貯蔵所が満杯になる」と繰り返し放送し、政府もそれに応じてかなりのお金(税金)を準備している。あとは大学の先生方で構成される国の委員会で「分別が望ましい。リサイクルすれば資源が節約できる」というお墨付きをもらえばよいだけになっていました。

そしてその委員会に出席しているメンバーにしてみれば、国民は分別に従っているのですし、お金はすでに準備されている。もし武田が反対しなければ委員会の報告を書くことができ、そこに出席している先生方は数千万円の研究費をゲットでき、関係のある官僚は天下り先を確保できるのだから、なにも問題はないのです。

ただ、損害と言えば、日本の環境が悪化することと、資源を余計に使うことですが、そんなことはその委員会に出席している先生方や官僚には何の関係もないのです。

その委員会はほとんどが東大出の人でしたが、確かに、小学校から大学卒業まで「自分のために頑張れ」とは言われ続けてきた反面、「人のために考えろ」などということを習ったことはない人たちばかりです。その中で私が「みんな朝は忙しいのだから、意味のない分別などをさせるのは可哀そうだ」などと言っても、「何のためにつまらないことを言っているのだ。お前が賛成すればお金はすぐもらえるのだから」と言う方がまともとも言えます。

「意味のない分別を忙しい主婦にさせるべきではない」とか、「膝が痛い老人に分別したものを持たせるのは可哀そうだ」などと言う私の方がよっぽど変人で奇妙だとも言えます。むしろ、私は何才のころ、どこで「他人のことを考えろ」と習ったのでしょうか?習った覚えはないのです。おそらく昔の本や人の話を聞いているうちに、錯覚(自分だけのことを考えればよいのに、人のことを考える錯覚)に捕らわれていたのでしょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

レジ袋追放運動や新型コロナ騒動など、大きな力が動くときは、その背後で起きていることを知る必要がありますね。

 

今回紹介した記事は、いくつかのメルマガからチョイスして紹介しています。

切り貼りなので正しく伝わらない所もあるかも知れませんので、詳しく知りたい方は、こちらをご参考になさってください。

 

武田邦彦『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の記事一覧
https://www.mag2.com/p/news/mag_author/0001571196

 

 

これからますますおかしな制度が生まれるように思います。

特に新型コロナ関連は要注意です。

 

これからの時代は、一人ひとりが、感じる心と考える脳を総動員して、自ら答えをだしていくことが大事になると思います。

 

長いものに巻かれる生き方はやめにして、自分らしく元気に生きていきましょう。

 

 

いつもありがとうございます。

 

  

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