2015.08.15天皇と軍隊
こんにちは。
今日は終戦記念日ですね。たまたまタイミングよく、戦後史を取材した映画「天皇と軍隊」を見てきました。この映画は、フランス在住の日本人映画監督 渡辺謙一さんがお作りになった作品です。
実はこの映画、映画としてつくられたものではなく、フランスとドイツでテレビ放映するために2006年頃に作られたドキュメンタリー番組。日本の戦後史とはいかなるものかを問うために作られた作品が、今になって日本で取り上げられるようになりました。
ドキュメンタリーですので特別な主張があるわけではなく、左も右も、国内外の視点もバランスよく取り込まれれているので、見る人それぞれの自由な視点でこの大きなテーマに向き合う機会を与えてくれる作品です。
天皇という特別な存在と軍隊、極東裁判と天皇、憲法9条の存在について深く考えさせられました。
日本が戦後70年の節目を迎えるにあたり、戦勝国によって作られた憲法を見直し、自らの手で自国を守れる国にならねばという議論を耳にする機会が増えています。
いろいろな考えがあってよいと思いますが、日本は特有の曖昧さでもって状況に応じた最適解を見出し今日の平和を築いてきたというのも事実だし、そういう日本の特殊性を否定して普通の国になってしまうのもどうかと思います。これからの日本国のあり方についてしっかり考えたいと思うようになりました。
戦後の安保法制が新たな局面を迎えようとしている今、このようなドキュメンタリーを見ながら自分の頭と感性で戦後史に向き合うことは大事だと思います。
日本は矛盾と曖昧の国とも言われています。この特殊性を否定する意見もあるようですが、実はこの曖昧さこそが柳の木のような強さとしなやかさをあわせ持つ所以でもあります。
日本を取り巻く情勢が気になる昨今ではありますが、その中においても日本のアイデンティティとその背後に存在するスピリチュアリティが失われないことを願いたいと思います。
いつもありがとうございます。
P.S
「天皇と軍隊」の公式サイトはこちら。
http://www.kiroku-bito.com/article1&9/
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- 青木 敬司 (あおき けいじ)
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