こんにちは。
昨日行われた政府主催の全国戦没者追悼式で、天皇陛下がお言葉を述べられました。
追悼式でのお言葉は例年大きく変わることはないのですが、今年は今までにない言葉を追加されています。これらのお言葉は、陛下ご自身で加筆修正されているようです。

天皇陛下は政治的発言が許されない立場ですので、そのぎりぎりの範囲で想いを込めて言葉を述べられたようです。昨今の安保法制議論や戦後70年談話などによる政府の意向を意識した陛下のメッセージであることが伺えます。

素晴らしいお言葉ですので、全文をご紹介させていただきます。

～ここから転載～
　
　
天皇陛下のお言葉全文
　
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
　終戦以来既に七十年、戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、わが国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、感慨は誠に尽きることがありません。
　ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民とともに、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和とわが国の一層の発展を祈ります。
　
　
～転載、ここまで～
　
　
大戦のへの深い反省とともに、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを願いたいと思います。

いつもありがとうございます。

Ｐ．Ｓ
画像はこちらから転載いたしました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015081602000117.html?ref=rank