2015.08.17欲は命のエネルギー 大切なのはそれをどう生かすか…
こんにちは。
東京新聞に掲載されていた「今週のことば」を読みました。
とても大切なことが書かれていたのでご紹介させていただきます。
タイトルは、
―喩伽論(ユガロン)が説く心の憍(オゴ)りより― です。
瑜伽論とは、瑜伽師地論のこと。
wikipediaでは以下のように紹介されています。
『瑜伽師地論』(ゆがしじろん、梵: Yogācārabhūmi-śāstra , ヨーガーチャーラ・ブーミ・シャーストラ)は、大乗仏教唯識派の重要な文献。
「ヨーガ行者の階梯についての論」の意。100巻、弥勒菩薩説、唐・玄奘訳(大正蔵・30)。ただし、チベット訳では無着所説という。
世親の兄である無著(asaNga, असण्ग)が、兜率天に住む弥勒菩薩(maitreya मैत्रेय)の説を聞いて著したといわれている。瑜伽行(yogaacaara)の観法を詳説したものである。
では、どうぞ。
~ここから転載~
今週のことば
富貴憍(フウキキョウ) 財力のおごり
色力憍(シキリキキョウ) セックスのおごり
―喩伽論(ユガロン)が説く心の憍(オゴ)りより―
仏教では人間の欲を財・色・食・名・睡の五つに分類し、五欲と呼んでいる。このうち色欲・食欲・睡眠欲は、命あるものすべての上にあり、しかも足ることを知るものであるが、財欲と名誉欲だけは人間のみにあって、しかも足ることを知らず、むしろ持つほどにエスカレートするものとされている。道元禅師が厳しく「名利を投げ捨てよ」と説きつづけられたゆえんもそこにある。
沢本興道老師は「金も無うては困る。けれども金より大切なものがあることを知らにゃ。色気も無うては困る。けれども色気より大切なものがあることを知らにゃ」と、老師らしい語り口でよくおっしゃった。欲がイコール悪ではない。欲は大切な命のエネルギー。大切なことはそれをどう生かすかにある。 (愛知専門尼僧堂長)
~転載、ここまで~
欲は大切な命のエネルギーなので否定するものではありませんね。それらを通して得るエネルギーをいかに使うかが問われます。とても分かりやすいお話ですね。
最近の若者を見ていると、これらの欲が少ないように思います。
また、欲の行為を通さなくてもこれらのエネルギーを得られる人が私の周りで増えてきています。
そういう新しい時代を迎えようとしているのだと思います。
人類は少しずつ進化しているのでしょうね。
とは言いつつも、大多数の人がまだまだ欲からエネルギーを得ているので、こういった先人の言葉に耳を傾けるのも大切ですね。
ご参考になさってください。
いつもありがとうございます。
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