こんにちは。
先日のブログで紹介した詩を改めて読んでいたら、ふと永六輔さんの詩「生きているということは」を思い出しました。
いずれの詩も日頃あまり意識しないテーマですが、人として生きる上でとても大切なことを教えてくれていると思います。どちらも心温まる詩ですのでご紹介したいと思います。
　

どうぞ。

生きているということは

　　　 　　　永　六輔
　
　

生きているということは
誰かに借りをつくること

生きていくということは
その借りを返していくこと

誰かに借りたら
誰かに返えそう

誰かにそうしてもらったように
誰かにそうしてあげよう

人はひとりでは生きていけない
人はひとりでは歩いていけない

生きていくということは
誰かと手をつなぐこと

つないだぬくもりを
忘れないでいること

めぐり逢い　愛し合い
やがて別れの日

その時に悔やまないように
今日を 明日を生きよう

人はひとりでは生きてゆけない
人はひとりでは歩いてゆけない

とてもステキな詩ですね。
日常のささいなことを蔑ろにしてビジネスの世界に染まってしまうと、このような人としての本質的なテーマが忘れがちになると思います。「そろばん片手に経を読む」なんて言葉がありますが、常にバランスを意識しながら進化成長していきたいものですね。

こういうステキな詩が語り継がれて欲しいと思う今日この頃です。

いつもありがとうございます。