ユニークなスピーカーを開発している若手エンジニアにお会いしました。
この人の発想が素晴らしいこと。
１００年以上にわたる音響機器の常識を見事に覆す発想です。
詳細は後日にいたしますが例えて言えば、従来の重厚長大の硬くて男性的なイメージから、軽薄短小の柔らかい女性的なイメージへの転換です。
コペルニクス的転回と言ってもよいでしょう。
この変化はまさに、２０世紀から２１世紀へのシフトに相応しいものと思います。
こういった新時代の商品が具体的に世に出てくることが嬉しいし、楽しいです。

従来とは真逆の発想で実現してしまったエンジニアに「この理論は業界の人に通じるの？」と聞くと、 「話だけでは誰も信じてくれませんね…、ただ、目の前で実際に音を出したらみんな認めてくれますよ♪」ですって。
「この手があったのか…」と頭を抱える人もいらっしゃるそうです。
まぁ、誰も思いつかなかったんだからしょうがないですよね。

私も実際の品を前にして様々な音を聞きましたが、正直たまげました。
音楽はもちろんのこと、太鼓やギター・ピアノなどの楽器音、動物や赤ちゃんの声、川のせせらぎや雷などの自然音、ＳＬの大迫力音まで、どれを聴いてもリアリティ溢れるアナログの響きなのです。
さらに驚きなのが、これらの音をこの小さいスピーカーで大音量で出力しても音が割れません。

このスピーカーはアナログの響きを再現するだけではない、ある種の特別な作用があるように思います。
ひょっとしたらとんでもない発見があるかも知れません。
今は詳細をお伝えできませんが、追い追いご紹介させていただきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね。