こんにちは。
先日、淡路島を車で移動していたら、日本らしい風景に出合いました。
淡路島が日本の国生みの地だけあって原風景そのものですが、この時期の日本の風情ともいえるひとコマが今日の画像です。
これから５月５日の端午の節句に向けて、あちこちで鯉のぼりが見られることでしょう。

でも本当の端午の節句は、新暦の６月２０日ですから、ずいぶん先です。
私たちは新暦の生活に慣れすぎていて、本来の自然暦のリズムや、これらの行事の本当の意味を忘れつつあるようです。

新暦５月５日の青空のもと、初夏の風になびく鯉の姿は雄大で良いものですが、実は旧暦（太陰太陽暦）の５月５日は新暦の６月２０日で梅雨の真っただ中。
梅雨の雨にぬれる鯉の姿はイメージしにくいと思いますが、本来の鯉のぼりの意味はこちらが正解。
鯉が滝登りをして龍に変じるという中国の故事にかけて、我が子も強くたくましく育ってほしいと願う行事が端午の節句なのです。

そんな思いを馳せながら菖蒲（尚武）の花を日本酒に浮かべ、五月忌みを祓い、立身出世を祈願しようと思う今日この頃。こんな口実を見つけては、祈願を毎晩欠かさずに楽しんでおります。

♪酒が飲める飲めるぞ～、酒が飲めるぞ～♪　
　　てな歌が聞こえてきそうです…汗

Ｐ．Ｓ
私が毎晩飲んできる日本酒はコチラです。
もう15年近いお付き合いでしょうか。
江戸時代の酒づくりを再現した百薬の長です。
『五人娘』http://www.thd-web.jp/item/2109.html