2015.04.19あらゆる存在との対話

あらゆる存在との対話

一昨年の暮れに、ある科学者の先生から大きなテーマを与えられました。

それは「あらゆる存在と対話する」というもの。

 

当時は私は人生の大きな節目を迎えていて、その後の生き方を模索していました。

「あらゆる存在との対話」に取り組み、まず分かったのは自分という存在についてでした。

私の中に存在する光と闇の渦巻く現実を直視し、目からウロコが落ちる体験をしました。自分の中に山ほど存在していたこだわりや執着をクリーニングすることで、悩み苦しむ現実からずいぶんラクになったことを覚えています。人は自分という存在をほとんど知らないのではないかと考えさせられたものです。

 

その時に与えられたお題が農作物を育てること。

自分のプランターを用意して種を撒き、毎日対話しながら育てると植物が今何を求めているか分かるようになるというのです。

毎日の声かけも大切です。
思いやりの言葉がビタミンI(愛)になって、植物が元気になります。

こういう体験を通して様々な気づきをいただきました。

 

育てた植物を自分自身と思って観察していると、いろいろなことが分かります。

仲間と一緒に取り組み、育てる過程で気づいたことをシェアしあうと相当学びが深まります。

ぜひお試しいただければと思います。

 
「あらゆる存在と対話する」というテーマはとても奥が深く、ときに辛くなることもあると思います。でもこの取り組みを通して得られる気づきや学びを暮らしや仕事に応用すると大きな成果が得られます。

今は自宅の部屋でコピアという花を育てています。つい先ほど鉢に植えました。どんな花が咲くか、どんな気づきを得られるか楽しみです♪

 

対話と言えば、経営の神様と呼ばれた松下電器産業の創業者 松下幸之助さんの逸話があります。

それは自社の新製品の開発の話。

出来上がった製品の報告を受けると幸之助さんは必ず家に持ち帰っていたそうです。もちろんお客様の視点で試用するのでしょうが、なんと夜は一緒に寝ていたそうです。ここまですると、商品の問題点や改善すべき点がすべて分かるとか。

本人に聞いた話ではないので詳細は分かりませんが、学のなかった幸之助さんは、そこまでして商品の本質を見抜き、経営に生かしていたようです。

経営の神様と呼ばれる人は普通の人がしないことをしているんですね。

 

この行為は幸之助さん流の対話だったのだと思います。

人の初心にあたる創業の原点を、常に忘れずに経営していたのでしょう。

 

「あらゆる存在との対話」を頭の片隅に置いて、一日一日を大切に過ごしたいと思います。

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青木敬司
青木 敬司 (あおき けいじ)

カムナ・プランニング 代表
コンサルティング(スムージング経営)
ビジネスキャタリスト

WEB:http://kamuna-p.jp/
ブログ:http://kamuna-p.jp/blog/

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