2015.05.2621世紀型リーダーシップ 「藤原直哉のワールドレポート」より
こんにちは。
一気に夏らしくなってきましたね。我が家のマルチーズ モモちゃんは夏に弱いせいか、やや食欲が落ちているようです。日中の暑さに負けないよう体調管理をしっかりして元気で参りましょう。
さて今日は「藤原直哉のワールドレポート」で紹介されていた21世紀型リーダーシップについてご紹介します。藤原直哉さんの書籍やレポートは、かれこれ20年前から注目していました。社会情勢を的確に伝えてくれる素晴しいレポートと思います。
今日はその第986号から、これからのリーダーシップについて書かれたくだりを抜粋してご紹介いたします。このリーダーシップ像は会社や組織だけでなく家庭にも当てはまることと思います。ご参考になさってください。
どうぞ。
いま日々追いつめられる20世紀型のリーダーに代わって実質的に組織や地域、あるいは世の中を動かしつつあるリーダーはどんなタイプの人たちだと思いますか。はっきり言えば今の表で威張っているタイプとは正反対のタイプなのです。最近は古いタイプのリーダーシップでは物事がぜんぜんうまくいきませんから古いタイプのリーダーほど焦りが強くなります。そのため支配するとか抑圧するとか隠すとか操作するといったような強権型のリーダーが目立ちます。こういうリーダーは自分自身に何らかの方法でエネルギーを蓄えて、それを外部に放出してその放出エネルギーで人々を動かします。そのエネルギーはカネ、恐怖、情報が中心で、非常に外部的な力を使って人を形で統制しようとします。
中略
新しいリーダーたちはいかにも強権者らしい押し出しはまったくなくていかにも普通の人であり、表情が温厚です。温厚で柔軟ではあるものの芯は強く、時間をかけて結局は目指すところに人々と共にゴールしています。そしてこういうリーダーは権力志向で出てくる人たちから選ばれたり、権力に指名されてリーダーになったというよりも自然と下から湧き出してきた、あるいは人々から自然にリーダーとして認められるようになってきたという人で、およそ過去20年間のリーダー像とは正反対にすら見えるかもしれません。
中略
それで生活も仕事も地域も国も運営しようということになれば、カネを使わないリーダーシップを駆使できる人にしか未来は創れません。今まではリーダーには2つの道があって、自分でエネルギーを放射するタイプと、エネルギーを人々のなかに湧き出させるタイプが混在していました。しかし今や前者では人も組織も国も動かない時が来ました。もうリーダーには後者の道しかないのです。まさにリーダーシップ革命なのです。
これからの時代に求められるリーダーシップは藤原直哉さんのおっしゃる通りのように思います。もうカリスマの時代は終わったのでしょうね。
いま私たちは、新しい時代にマッチした価値観や様々な枠組みを再構築して今までにない進化をとげる時を迎えているのでしょう。以前は表面だけ取り繕えば何とかなりましたが、これからはもう通用しません。人や組織の本音と建前、そして人間性が問われる時代がやってきているようです。
いつもありがとうございます。
P.S
藤原直哉さんについてはこちらをご参照ください。
http://fujiwara.aeruba.co.jp/
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- 青木 敬司 (あおき けいじ)
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