2015.05.13いのちを懸けた先にあるもの
こんにちは。
しばらくご無沙汰しておりました。今朝の東京は台風6号が通過し、台風一過のキレイな青空が広がっています。つい先ほど、宮城県沖を震源とするM6.6の地震がありました。最大震度は5強。東京は震度3でした。私が入手している地震予測では、日本のどこで大きな地震が起きてもおかしくない状況のようです。人間が作りあげた社会の多くが行き詰る中で抱え込んだ歪みを正すがごとくメッセージ性の強い事件や事故が起きるように、社会の土台となる地球も同様に様々な歪を正す活動に入っているように感じます。大きな災害はない方が良いですが、自然には逆らえませんから、人間社会の歪をつくらないような生き方や事業を通して自然と調和したいものです。
さて今日は、1300年に1人しか成功していないと言われる千日回峰行を成し遂げた塩沼亮潤さんのお話です。
千日回峰行は、一日48kmの山道を16時間かけて、1000日間ひたすら歩き続ける行。それが終わると今度は、9日間に及び「飲まない」「食べない」「寝ない」「横にならない」の行に入ります。この荒行を乗り越えた僧侶が到達した境地のメッセージをぜひシェアしたいと思います。
講演動画はこちらです。
https://youtu.be/YHzoGWjcLRg
この動画を紹介していたHPの情報を一部転載しましたので、動画を見る時間のない人は、ご参考になさってください。
(できれば動画を見ていただきたいです)
情報源 ガジェット通信 http://getnews.jp/archives/921895
~ここから転載~
山道を1日48km、1,000日間歩き続けるもので、1,300年間で成功者はわずか2人。その過酷な修行の2人目の達成者となったのが慈眼寺住職である塩沼亮潤氏です。
彼がTEDxTohoku 2014に登壇し、命がけで行った修行の先で見つけた「人間として本当に大切な3つの考え方」について語ってくれました。日記の内容からは、修行の壮絶さがひしひしと伝わってきます。
彼が伝えたことを3つにまとめると、
1.「千日回峰行」への挑戦
1,000日間、1日16時間歩き続ける修行を、見事に成し遂げた。1300年で成功者はわずか1人、命賭けの修行をしたからこそ見えたものがあった。
2.極限の世界で気が付いた、本当に大切なもの
途中で辞めれば切腹、生きるか死ぬかの極限の世界で気付いたのは、人間として本当に大切なもの。
それは、「感謝の心」、「反省の心」、そして相手を思いやる「敬意の心」だった。
3.「和」の精神を発信し、世界中の絆を深めたい
東北は助け合い絆を深め、ここまで復興してきた。そんな日本人の「和」の精神を世界にも発信したい。
心と心が通い合う、素晴らしい世界にしていこう。
<中略>
495日目にとうとう山の中で力尽き倒れ、このまま死を迎えると感じました。すると、幼い頃からの記憶が蘇り、さまざまな人にお世話になったことを思い出し、「こんなところで倒れてはいけない」と強く思ったのです。
だから自分は今ここにいます。
人間は生死をさまようような体験をすると人生観が変わるといいますが、その後に書き綴った日記は、
「563日目。人間は皆平等であると思います。この地球に生まれ、空気も水も光も平等に与えられていることを感謝しなければならないと思います。
自分の胸に手をやれば心臓が動いています。しかし永遠に動いていることはないと思えば、人生という与えられし限られた時間を大切に生きられるはずです。
自分を大切にするように、人をも尊重するということも忘れてはいけないと思います。思いやりの心が私たちに幸せをもたらす道なのです。」
~転載、ここまで~
とても素晴らしい講演でしたのでシェアさせていただきました。
私たちが生まれてきた使命を果たすことが、この僧侶の生き方にも通じることと思います。
一人ひとりが与えられたステージにおいて、感謝と反省と敬意の心を持って輝いて生きることが大切なのだと思います。
いつもありがとうございます。
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- 青木 敬司 (あおき けいじ)
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